私のラスボス、母とのこと⑦

 

みなさんこんにちは♪

心理カウンセラー/レス研究家(自称)の、よしのです。

 

母のこと(というか家族のこと)がこんなに長くなってしまうとは思っていませんでした。

いよいよ最後?の波乱のところまで来ました。

良ければお付き合いくださいね。

 

 

これまでの記事はこちら↓

私のラスボス、母とのこと① - sunny place

私のラスボス、母とのこと② - sunny place

私のラスボス、母とのこと③ - sunny place

私のラスボス、母とのこと⑤ - sunny place

私のラスボス、母とのこと⑥ - sunny place

 

 

 

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母からのメールを見て、

 

”これは絶対お金のことだ!”

 

と、直感的に思った私。

 

昼休みだったので、すぐに電話をかけました。

 

母はかなり慌てた様子で、

 

「よっちゃんどうしよう!カード使ったら、分割にするところを一括にしちゃった!

一括だとお金が足りないから払えなくて・・・」

 

とかなんとか言っていました。

 

私は

「じゃあそれ父さんにいったら?必要なもの買ったんやろ?なに買ったの?」

と聞きました。

 

母は言葉に詰まっていました。

 

この時点で嘘をついていることは分かっていました。

(母は嘘をつく時、妙に早口になります。そして甘えたような、わざとらしい話し方をしてくるので、簡単に見抜くことができます。)

 

「絶対に今言ったこと嘘やろ!もう分かってんねん!!ほんまは何したん!?」

と、問い詰めました。

 

よくよく聞くと、どうやら懲りずにATMでキャッシングをした際に

返済の回数を選択するボタンがあるらしいのですが、

「分割」を押すつもりが

うっかり「一括」のボタンを押してしまい、

パニックになったとのことでした。

 

 

”キャッシング”という言葉に反応した私は、

「それ、誰の名前のカードなん?」

と聞きました。

 

母はわざとらしく、

「えっ?お母さんのだけど?」

と言ってきました。

 

「絶対嘘やろ!!私の名前のカードなんじゃないの!?嘘つくんやったら絶対に助けへんから!!!」

 

全てを見透かされたと思った母は、

それが私の名前のカードだと認めました。

 

どうも毎月生活費が足りなくなってきたら

このカードで5~10万円ほど借りて

楽しく暮らしていたようでした。

 

 

私はキレました。

 

「毎月そんなにお金をキャッシングしてるってどういうことなん!?」

「父さん毎月生活費渡してくれてるんやろ!?このこと知ってるの!?」

「一体今どんな暮らししてんの!?」

「しかもまた私の名前のカード使ってるって、なんにも反省してないやん!!」

 

母はおどおどしながら

「ごめん・・・」

と言うだけでした。

 

 

このままじゃだめだ。

もういい加減に終わらせなあかん。

 

最初に借金の問題が分かってから、もう10年近く経っていました。

 

「このこと、ちゃんと自分で父さんに言って。それで父さんから私に連絡するように言って。今は私も引っ越したばっかりでお金もほとんどないし、しっかり二人で相談して。」

と母に伝えました。

 

 「分かったよ・・・」

と母は答えて電話を切りました。

 

 

 

そして次の日。

母からまた電話がかかってきました。

 

「昨日お父さんに話したら、よっちゃんから借りていいって言ってたから。だから貸してくれる?」

と言われました。

 

もう絶句しました。

 

本当に父さんに話してんの?

適当なこと言って、嘘ついてるんじゃないの?

大体父さんも私が大変な時やって分かってるのに、なんでそんなこと言うの!?

 

すぐに電話を切り、父に連絡しました。

 

父は変なテンションで電話に出てきました。

私からかかってくることは滅多にないので、焦っていたのだと思います。

 

「ちょっと!母さんがまた私名義のカードでお金借りてるんやけど、父さん知ってたん!?」

「毎月キャッシングしながら暮らしてるって、一体どんな生活してるの!?」

「私が今大変なの知ってるやろ!?なんで毎回私がお金出さなあかんの!?」

 

私が怒りにまかせて一気にまくしたてて言うと、父は

 

「話を聞くまで知らなかった。お母さんは計算が苦手だし、少しパチンコに言ったりもしてるから・・・」

 

と答えました。

 

「父さんは私から借りたらいいって、母さんに言ったの?」

と聞くと

「あぁ、うん・・・」

と返ってきました。

 

「だったら何で父さんが私に連絡してこないの!?私に悪いなっていう気持ちはないの!?いつもそうやん!いい加減にしてよ!!!」

 

ここまで言って、初めて父は

 

「ごめん」

 

と謝ってきました。

私に謝ったのはこれが生まれて初めてでした。

 

「お母さんを問い詰めようとすると、すぐ泣くんよ。だからあんまり強く言えなくて・・・。普通に生活できるくらいは渡してるんやけどね」

 

この時、(少し感覚がズレてるかもしれませんが)父が母の涙に弱いことを知り、意外に思いました。

 

ずっとモラハラな発言をしていたし、母をいじめ抜いていたのに、

そんな感情があったことが驚きでした。。

 

「とにかく、もうこんな生活やめなあかん!!あれからもう10年近くも経ってるのに

何にも変わってないやん!!父さんはそれでいいの!?私にずっとこんな嫌な思いをさせながら、キャッシングを繰り返す生活を望んでるの!?」

 

父は

「いや、ちゃんとしようと思ってる。お母さんに詳しく聞くから。悪いけどお金だけ貸して欲しい。来月すぐに返すから。迷惑かけてごめん」

 

と、申し訳なさそうに言いました。

 

 

 

 

⑧に続きます。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

また読んで頂けると嬉しいです♪